衝撃の就活事件 ~私の出会ったヤバい女子
衝撃の就活事件 ~私の出会ったヤバい女子

衝撃の就活事件 ~私の出会ったヤバい女子

公開日:2023.2.11

面談がオンラインになったり

学生の就職活動はコロナ禍で様変わり


それでもその会社の実態を知るには働いている人に聞くのが一番いい


大学3年半ばとなると大学のキャンパスも

紺色のリクルートスーツを身にまとう学生の姿を多く見かけるようになる


いまいち将来何がやりたいのかモラトリアムスパイラルに入っていた私も

周囲の雰囲気に押されて活動してみることにした

positive multiethnic students working together on laptops


楽しい学生生活だったものの

医学部に入りたいと勉強してきたのに

急に方向転換して文系の学部に入ったので

将来何をやりたいのかさっぱりわからなかった


独りで海外にバックパッカーの旅にでてみたり

死ぬほど読書したり

いろんなアルバイトしてみたり

わからないから挑戦しながら見つけようと思ったもののちっともピンとこなかった



とはいえ嫁に行く選択肢はなく

自活を考えねばと必要に迫られて就活の波にのってみた


いろんな業界を見てみようと先輩たちに話をとにかく聞きに行った


早稲田なのであらゆる業界に先輩たちはいた



その中で商社にいた女性の先輩がいたので話を聞いてみることにした

私がいた学部のOG名簿に

たった一人その商社に就職していた女性の先輩がいた


結構珍しい


面識はなく恐る恐る電話すると

「まあ いいですよ」と

承諾はもらえた



約束の日、ランチタイムに来てほしいとのことだったので

待ち合わせの時間より少し早め

11:50a.m. には到着して指定された会社のエレベーターそばで待っていた


12:30を過ぎても声をかける人はいなかった

「時間間違えたかな」


12:50になって電話をかけてみた

当時携帯は個人では持ってなかったので会社の部署に


「早稲田大学の学生です。

○○さんと待ち合わせしているのですが、こちらの部署でよかったでしょうか?」と聞くと


「おかしいね~お昼出かけたのですが、戻ったら確認します。」とのことだった

上司っぽい男性だった


13:00を過ぎて再度電話すると

本人が出て

「わからなかったわ~」とのこと


見通しのよい待ち合わせ場所で女子学生っぽい人は

私しかいなかったはずなのに、、、


「長時間待っててくれたなら申し訳なかったわ。

今日の18:00に原宿駅前で待ってって」

と言われ顔も知らない先輩を待つことにした


夕方出なおすと雑踏の中すぐ声をかけてくれた


背が高くてスラッとしていて長髪の美人

現在で言うと菜々緒さんみたいなタイプ

綺麗だけどちょっと近寄りがたい雰囲気


早稲田女子とは思えない希少なタイプだ

(※注 今は早稲田も美人が多い)

portrait of young woman


ちょっとおしゃれな喫茶店に連れて行ってもらった


そこでいきなり口火をきられ

「コネある?

商社はコネないと無理よ。

社風ってあるから会社にいる女性のタイプってあるのよね。

なんてゆうか商社は社内結婚が多いからその会社の男性に好かれるタイプってなるのよ。

あなたのためはっきり言わせてもらうけど、あなたは違うわ。」


質問もしないうちに矢継ぎ早に話をされた


もう茫然


「えっ???」

まあ、私イケてませんけどね、、、



茫然としている私をみて

「あっ、時間ないしお昼待たせたからここは奢ってあげる。」


やっと絞り出した声で

「ありがとうございます」

というと

「こんなお金ももったいないわ」と

最後のとどめも刺されて

先輩は足早にお店を出て行った


所要時間10分もなかった


あっという間の衝撃的な出来事

通り魔にでも会った気分


それまで出会った早稲田の女性の先輩は洗練さには欠けていたものの

一様に大らかで優しい人が多かった


同じ早稲田???と衝撃1つ


しぶしぶ会わなきゃなら

できない約束しなきゃいいのに、、、

が衝撃2つ


原宿駅ですんなり声をかけてくれたので

昼休みに私のことは見つけたんだと思う

つまり脈なしだから時間を使うのはもったいないと思ったんだろうと思う


それでも待っていた私を不憫に思ったのか

上司に助言を受けたのか


こんな女性おるんか~

と社会の洗礼を受けた気分だった


打ちひしがれて帰りの電車に乗ったのを覚えている

うまいこと商社の高収入男性と結婚できたかもしれないが

自分でやったことはブーメランのように返ってくるものなので

あの先輩が幸せいっぱいに暮らしているとは思えない

男性のみなさま

きれいでも棘を隠している女性はいらっしゃるのでご注意を