プロポーズは直球で ~第二ボタン事件
プロポーズは直球で ~第二ボタン事件

プロポーズは直球で ~第二ボタン事件

公開日:2023.3.21

3月21日は、一粒万倍日に天赦日、寅の日と吉日が3つも重なる今年の「最強開運日」ということで弊社男性会員さんが夜プロポーズ予定

桜もほぼ満開といった具合だし

WBCも勝ったし


と世間の演出もいい感じ


男性会員にはド直球で「結婚してください」と言ってプロポーズすることをアドバイス


「一生一緒にいよう」

「これからもずっと2人で」

とかニュアンス調のプロポーズは実は女性には響かない


プロポーズと気づいてもらえず

「プロポーズしてもらっていない」と数十年後に恨み言も言われかねない


女性は感受性豊かなイキモノで

「言わなくても気持ちを察して」とか言うくせに

肝心なことははっきりとした確信がほしい


究極はプロポーズされても入籍届にハンコついて提出してもらうまでは落ち着かない


そのため肝心なことは言葉にすることが大事

selective focus photography of pink cherry blossom flowers


桜咲く卒業シーズンになると思いだすのはほろ苦い第2ボタン事件


今の令和世代にはピンとこないと思うけれど

昭和な学生の告白は学生服の第二ボタンだった


男子が好きな女子に学生ボタンの2番目を渡す

これが恋の告白


逆に卒業式などで好きな先輩に

女子が「第2ボタンください」は

「好きです」の告白


かくゆう私なんと

卒業式でもなんでもない日


突然女友達より「ちょっと来て」と呼び出された

「なんだろう」と行ってみると


行き止まりの廊下にになんと私の初恋の男子が待っていた


それだけでドキドキと胸は高まり硬直


そして「はい」と

第2ボタンをその場で引きちぎって私にくれた


そこまではよかったものの


あろうことか彼は私と目も合わさずそのまま何も言わずに立ち去って行った


ほんの一瞬の出来事


「これは恋の告白?」と思って

ふわふわと天にも昇る気持ちになって

茫然と立ち尽くした


ただ、そのあと彼からのアクションは全く無く


家は真逆の場所だったので「一緒に帰ろう」もなく

携帯のない時代ひたすら家電話を見張っても鳴ることもなく


なんだかモヤモヤしたまま中学の卒業式を迎えた


10代の私もどうしていいかわからずそのまま交際するっぽいこともなく月日だけが流れた


今の私なら躊躇することなく「これって付き合うってことよね?」と

尋ねることもできるけれどまだ10代の私には勇気がなかった


15年後くらいの再会時に

「好きなこともあったの?」と彼に聞いて

「うん」と言われたときの切なさったらなかった


その後「勇気を出せばよかった」とどうしようもない後悔にさいなまれ

涙の大海を漂うになったことはブログに何度も登場している


その第2ボタンはそっと引き出しの奥にしまってある



恋の告白は清水の舞台から飛び降りるくらいの勇気が必要なのはわかる


平安時代の比喩での恋文も情緒があっていいけれど

令和の肝心な告白は

WBC大谷翔平もびっくりな「ド直球」をおすすめ


そして女性もやんわり念押し


そうでないと霞がかかったようなモヤモヤしか残らない