誰の味方しますか? ~我が家のちょっとホラーな話
誰の味方しますか? ~我が家のちょっとホラーな話

誰の味方しますか? ~我が家のちょっとホラーな話

公開日:2021.11.17

まだおとなしくて自己主張なるものがうまくなかった小学生のころクラスの女子にいじわるされてへこんで帰ってくると祖母から「やられたらやり返せ!」とまた叱り飛ばされた


姿勢が悪いと背中に竹の物差し入れられたり、返事が悪かったりすると耳を引っ張られて説教されるなどとんでもなく怖い人だった


サザエさんちや世間のおばあちゃん像は優しいのに明治生まれで女手一つで子ども4人育てた教師だった祖母は半端なく厳しく世間のイメージとはかけ離れたものだった


厳しいしつけのおかげで行儀が悪いと言われたり、公の場の立ち振る舞いがわからなかったりすることはないことには感謝しているがあまりに怖すぎて早く大きくなって独り暮らしがしたいと切に願っていた


そんな孫に厳しい祖母だったので嫁である母にももちろん厳しかった


夜中に「パリーン」と音がするので見に行ったら祖母が壁に古い皿を投げていたらしい

東京にそんなストレス解消を売りにしているお店があるけれど自宅でって、、、ホラー


よっぽど腹が立つ出来事があったんだろうけれどそれを見た母は震えあがったことは言うまでもない

母はそっと部屋に戻ったそうな(そりゃそうだ)


明治生まれの女性は戦争を経て女傑といわれる強い人が多かったようだけどそのまんまの人だった


そんな超怖い祖母には父も頭は上がらず何も言えなかった

だれも逆らえません~


長いこと母はよく耐えたと思う

祖母は長生きで90歳の大往生だったので母は65年ほど仕えたことになる


母の時代には ”離婚する” という選択肢はなかったため「ひたすら耐えたわよ」とのセリフは重みがある

結婚するにあたり親が反対するケースはある

結婚は認めても嫁が気に食わないというケースもある


女親は息子を盗られる意識が強くはたらくとついつい嫁が目障り

手塩にかけて育ててきたから無理もないけれど、、、


私の母は家事が得意でなく四角いところを丸く拭く人だったので掃除はやかましく注意されたらしい

男子は父だけだったのでそれはかわいがっていたらしいから祖母は気に食わなかったんだろうな~



育ってきた環境が違うので結婚する当人同士も文化が違うのは当たり前

世代が違う親とも文化はさらに違う


何かあったとき男性は必ず奥様の肩をもってほしい


親をないがしろにしろと言っているのではなく、奥様はたった一人


旦那が味方しないと孤立無援なのである

そりゃ心細い


そうでないと夫婦だけになったとき奥様からのちのちネチネチ反撃もくらうことになることにもなる、、、、

時代は流れ今は女性も自立する人が多く「離婚する」という選択肢もあることだし、、、