恋も仕事もベンチマーク
恋も仕事もベンチマーク

恋も仕事もベンチマーク

公開日:2022.2.19

いまの私の姿を知る人は想像できないでしょうが幼少期は自分の意志や意見を主張するタイプではなくどちらかといえば黙っているタイプだった

本が大好きで本の世界に閉じこもっている方が好き

小学校の図書館の本は苦手な怪談やミステリー以外ほとんど読んでしまっていた

そっとしておいてくれればいいものを

やたら嫌なこと言ったり、筆箱に落書きしてくるめんどくさい女子がいたのを覚えている

その名は「ハルコ」

とても活発でハキハキしていた

もう一人つるんでいる女子がいて2人でなにかと絡んでくる


母親が担任の先生に相談したりしてくれていたのでこれってイジメだったかも

祖母は「やられたならやり返せ」などハンムラビ法典派

今なら十分反撃にでてこてんぱんにしてしまうと思うけれど

小学生の私はひたすら「そんなことできないよ」とちぢこまっていた



学校で平和に暮らすにはどうしたらいいだろうとクラス観察をした


一目置かれるのは


運動ができる

弁が立つ

勉強ができる


との法則に気が付いた


運動神経はイマイチだし、口も当時は達者でなかったので

勉強しか負のループを抜け出す手段はないか


優等生をベンチマークすることにした


教師だった叔父が

「運動で1番を取るのは才能が必要だから難しい、勉強なら才能がなくても頑張れば1番になれる。

勉強って人に与えられたチャンスだ。」

と言っていたのを思い出す


そもそも本が好きだったので人と関わるよりもくもく勉強するほうが自分の世界に入れて楽だった


勉強して100点取ったりするうちに教えてと私の周りに級友たちが寄って来るようになり

ポツポツと友達ができていった


だんだんハルコが近寄ってこなくなり私は平和な小学校生活を手に入れた


小学生の思い出は楽しかったとは言えず記憶は断片的だけれども

困ったときは誰かをベンチマークすればいいと体得したのはこの時

日本の高度成長期を支えたのはひたすら先進国の模倣だったといわれる

模倣天国中国は今やすっかり世界の経済大国となった


手始めは成功者を真似てみるのが一番いい

もちろん徐々にオリジナリティを出していかないとビジネスでは生き残ってはいけないけれど


会社員時代も初めはひたすらできる先輩を真似していった

メールや書類の書き方などまずは模倣

コツをつかんだら自分なりに


結婚相談所を始めた時も先輩たちのやり方を必死にベンチマーク

いまだに事業が存続しているのは先輩方のおかげで足を向けて眠れませぬ



恋愛も実はモテている人をじっと観察すると参考になる


イケメンじゃないのにやたらモテるあいつはとにかく面白い

彼女の美の秘訣は健康と美容に対する努力が半端ない

気遣いが半端ない

むちゃくちゃ仕事ができる



どの人をベンチマークするかはあなた次第

きっと誰かにモテるあなたになれるはず