親への挨拶② ~結婚へのステップ
親への挨拶② ~結婚へのステップ

親への挨拶② ~結婚へのステップ

公開日:2024.5.7

母親に「結婚する人と挨拶いくから」

当時36歳だったのでそう告げると

「一生結婚しないかと思ってたからよかった。」と

たいそう喜んでくれた


歓迎ムードなはずなのに

夫はガチガチになって実家の玄関に入った


180㎝の身長があるが

「ウドの大木」とはこのことかと思うほど

緊張で固まりまくっていた


客間には両親をはじめ妹と弟もいて

にこにこはしているものの

夫が出す緊張感につられてか

張りつめた空気になる


将棋の名人戦の長考か?と思えるくらい

長い沈黙が続いた


夫は結婚の挨拶もせず黙りこくっていて


父が口火を切ったのだが

「まあまあ酒でも?」

との言葉


「あ、はあ」なんて呑気に夫が答える


ええええええ


九州まで東京からわざわざ来たのに

何もなく帰るのか?と危機感を覚えた私は


「何か言うことあるんじゃない?」

と促すと

やっと

「お嬢さんと結婚させてください」の言葉がでてほっとしたのを覚えている


人生の大事な瞬間なのに思わずスルーされるところだった


弊社の女性会員への結婚の挨拶も

男性が結婚の許しを請うセリフを言えなかったので起こりうることではある

group of people making toast

さて、まず女性側の親への挨拶をすますと

今度は男性側の親への挨拶が一般的


我が女性会員もドキドキしながら男性の実家訪問


彼女も彼の時と同じくド緊張で何も話せなかったけれど


彼のお父様が気をつかって話しかけてくれた


お母様は「うちの息子は一生結婚しないんじゃないかと思っていたので嬉しい」と泣き出した


無事ご両親に喜んでもらって帰路につく


実はこの女性会員「男性側の両親への挨拶」に関しては鬼門だった


以前、別の男性ともう一歩で結婚という話になっていたものの

男性が田舎に帰省して親に話すと

彼女の父親が再婚しているのが気に入らないと猛反対


彼も彼女をかばうこともなく

「わかりました」と破談に


「そこ素直に聞くところじゃなく、

親説得するところじゃないか~~~」

と怒りがこみあげてきたのは記憶に新しかったから



今回のお相手男性にはこの話を事前にお伝えしてあった


「親に反対されても彼女を守ってくれそう」

そんな感じはあったものの

ドキドキしながら彼女からの報告を待っていた


「無事ご挨拶おわりました」と弾んだ声で連絡がきてホッと胸をなでおろした


彼の母親が涙を流すほど喜んでくれて本当によかった



親への結婚の挨拶のコツ

・結婚の許可を得るまでは「〇〇さんのお父さん、お母さん」と言った方がいい

   (いきなり「お義父さん、お義母さん」と言うと許した覚えはない!と怒られる場合がある)

・お相手のことも挨拶のときには、あだ名や呼び捨てではなく「〇〇さん」という

・ボロがでないよう長居は無用

・余計なことを話さないようにあまりしゃべらなくてもOK