夫とは同じ会社に勤めていて結婚した

勤め始めて3日目で辞めようと思っていた

社長があまりにもエキセントリックだったことと

数少ない従業員の夫が「おはよう」の挨拶はしないし

始終眉間にしわよせて怖い顔していて息が詰まりそう

私の前任者は7人も辞めた（逃亡した）といういわくつきなのも理解できた

ところが3日目

夫が「早稲田なんだって？」と唐突に話しかけてきた

「えっ？」

夫は長いこと大学に通っていた

要は留年していたので2学年違ったもののキャンパスのどこかですれ違っていたようだ

学生街の行きつけの居酒屋やカレー屋など

同じ大学の話で意外と話が弾んだ

そこから少しずつ話すようになった

夫はあの日のことを覚えていて

「お前辞めるつもりだったのか？あの時話しかけなきゃよかった。あ～」

と後悔している模様

そうあの日、夫が話しかけなければ結婚は無かった

そして夫は2回の私からのプロポーズを断り

3回目の正直のプロポーズ際は、私が手術というまさかの展開により結審

手術が終わったら結婚となった

これもつくづく妙な引き寄せ

命がけだけど

この時ばかりは運が味方してくれたと思う

運がいいとか悪いとか

タイミングとかすれ違いとか

神様が味方かいたずらか

世の中には他の言葉では片づけられない事象が起こる

すべて自分由来な気もする

元プロ野球選手で侍ジャパンヘッドコーチ白井一幸さんの講演を聞く機会があり

大谷翔平選手の話にびっくり

世の中に優秀な野球選手はごまんといる

実力と運も味方してくれないと実はスター選手にはなれない

大谷翔平が抜きに出ているのは運ももっているから

ヤクルトに入って栗山監督に認められなければ二刀流はなかった

エンゼルスでマドン監督に出会えてなければさらに伸びなかった

大谷翔平はゴミが落ちていると「運だから」と拾うという

ダメなアドバイスとわかっていても相手が思ってくれた感謝を忘れないという

人の悪口は言わないという

「彼は人間として完璧なんですよ」と白井ヘッドコーチ

「そりゃあ、神様も味方して運も引き寄せますよ」と


見えないところで徳を積む

清い心の人には運もよってくる

大谷翔平が引き寄せる運は大きさもメジャー級

婚活でも勝利者は美男美女ではなく「性格がよい素直な人」である

出会いは運も大いに味方してくれないといけない

これは引き寄せたいところ

わたしはさっそくゴミを拾ってみた

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