私の出会ったヤバい女子 ~ジャッジする女
私の出会ったヤバい女子 ~ジャッジする女

私の出会ったヤバい女子 ~ジャッジする女

公開日:2023.8.6

結婚する前にタダ酒が飲みたくて合コンを繰り返していた

ただの酔っぱらいなわたくし


合コン仲間は男性が気持ちよくお金を出したくなるように

セクシー、はんなり、若い、面白い女子を取り揃えて臨んでいた

私はもちろん面白ろ盛り上げ担当


その常連メンバーの中に同じ白石麻衣似のかわゆす女子がいた


めちゃくちゃかわいくて

胸の谷間が見える服を着たりしてセクシーさもあった


結婚願望は強く

「高収入の人と結婚したい」が口癖


交際していた社内恋愛の彼がいたようだけれども

なんと彼女の隣の席の女子と電撃結婚されてしまうという

衝撃の過去をもっていた


そのせいか合コン相手のジャッジが厳しかった


「信用金庫なんて給料安いでしょ」

「東大卒の人って変な人が多くてついていけない」

「メガバンクの人と合コンしたら飲み代振り込んでって言われた」


えええ、、、、


本人は1年ごとの更新におびえる契約社員なので不安だったと思うけど

信用金庫の男性より給料は高くなかったはず、、、


東大卒の人はハイレベルすぎて話が合わなかったんではないのか、、、


飲み代を振り込んでって直接会いたくない判定じゃないのか、、、


結婚相手探しにいろんなところに顔をだしていた

誘って約束していても数日前ドタキャンが多かった


他のよさそうな合コンがあるとそっちを優先していたらしい



基本は親切で

「この本いいよ」「このお店いいよ」

とレコメンドしてくれるが


いざ貸して、教えてというと

「いますごく仕事忙しい」とかいってなぜか余裕のない対応もされることもあった


ある日、呼ばれた合コンで彼女はとある社長と夜の街に消えていった


「一目ぼれしちゃった」と言われたと自慢げに当初は話していたが

しばらくして「彼と連絡が取れなくなった。どうしよう」と相談された


もらった名刺に電話をかけても通じない、、、


ニセ名刺だった


経営者となった今では会社の規模も様々でひとり社長なんてこともわかるが

当時は知る由もなし


合コンで騙すだけのために作られた名刺だった


結局彼とは音信不通

彼女と話をしていても中身のない話が多かった気がする

遊びでいいかなと思われたのかも


人を値踏みしているつもりが見透かされて値踏みされてしまう


ジャッジする女はジャッジされてしまう女だった


自分の立ち位置はジャッジできていなかったようだ