食べ物の好き嫌い ~ネギな出来事
なんでも美味しそうに食べる人は性別問わず見ていて気持ちがいい
食べ物の好き嫌いが激しい人は人の好き嫌いも激しいなんて話も聞くし
とはいえわたくしネギだけはどうしても苦手、、、
学生時代は学食でうどんやネギトロ丼を注文する際まさかの「おばちゃんネギ抜きね~」を連発しておりました
今はなんとか白髪ネギと味覚を舌で味わわず飲み込める細ネギは大丈夫
ところがうちの夫はもっとも好きな食べ物は「ネギ」というほどネギが好き
そんな夫が結婚前にやってくれた忘れられない出来事
私の誕生日祝いをしてくれるということでウキウキしながら二人でお出かけ
古民家風でとてもおしゃれで雰囲気もよかったけれどもお店の看板をみて愕然
「葱や」
ん????
せっかく予約してくれたしここで引き返すわけにもいかずひとまず席につく
メニューをみてまた愕然
見事にネギ料理しかない
『え~~~~ネギ苦手なのあんた知ってるやん』と心の声
ネギがてんこ盛りになったネギサラダは今でも鮮明に覚えているほどネギしかなかった
「本当にうまいネギは美味しいよ」
と言われ箸をのばしたけれども晒し足りない玉ねぎスライスのように後ひく味でなぜか胃がキリキリ
かろうじてつくねはネギ度が低かったのでそれしか食べなかった
ネギばかりでほぼつまみを食べることができずアルコールに偏重したため悪酔いした記憶で終了
NO~~~~
夫が私を連れてきてくれた理由が
「俺の好きなものを好きになってほしかったから」
「(わかるけどわかるけど)ネギは無理かも、、、」
私には修行でしかなかった
「私はネギが本当に苦手だ」という強いメッセージを残せたようでそれ以来ネギを強要されることはなくなった
『ネギ苦手と知ってて私の誕生日にありえな~い』
結婚前で猫をかぶっており崖っぷちアラフォーの私は怒りを覚えつつ心の中でつぶやくだけだった
今の私なら夫にドロップキック間違いない
結婚相手で何もかも100%趣味趣向が合う人は存在しない
とはいえ味覚が合わないのは結婚生活を送る上で大きな障壁となる
夫とはネギは合わないものの基本的に美味しいと思う味は大体一致するのでこんにちに至る
ねぎまやすき焼きのネギは夫に引き取ってもらって平和な食事時間を過ごせている
くれぐれも趣味趣向の強要はおやめくだされ
振られる可能性大
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