親の心子知らず~結婚あるある
親の心子知らず~結婚あるある

親の心子知らず~結婚あるある

公開日:2022.11.13

「お嬢様は流行にのっていらっしゃるようです」

娘の保護者面談でいきなり担任の先生からのお言葉


なんのことかと思えば

校内でスカート丈を短くするのが流行っているらしく

御多分に漏れず我が娘(中学2年)もそうしていて

「校則違反ですのでご家庭でも注意願います」とのこと



確かにスカート短くなってたな~

一応「校則違反って言われたよ」と娘に言ってもどこ吹く風


私の中学の頃はスカート長くするのが流行ったかなぁなんて思い出す

どの時代もちょっとした校則違反が楽しかったりする


そんなに重大な事件でもないのでとりあえずこちらも見守り

ある程度人格が形成されると子どもへの親の介入は難しくなってくる


結婚となると最たるもの

「うちの子まだ結婚しないんです。どうにかお力貸してください」

こういったお母様からのご相談はよくうける


30代の男女の親御さんからのご相談が多い

「いや~もうお嫁にいってもらわないと誰にももらってもらえません」

「うちの子一生独身かと思うと心配で眠れません」とか


親は子どもが結婚し、独りで一生を送ることがないようにと願っている


欲目を言えば「孫がほしい」だけど

頼る人もなく孤独死だけはしてほしくない


当の子どもたちはというと

コンビニエンスストアのおかげで料理はできなくても生きていける

しかも味もレストラン並み


洗濯は洗濯機

掃除はロボット掃除機


遠隔操作で事前にお風呂だって湧いてたりする

寂しかったらYouTubeやSNSで気は紛れる


パートナーがいなくても文明の利器と発達がその役割を果たしてくれるようになった


「恋愛なんて面倒くさいし、一人がきままだし」なんて風潮が大きな顔して歩いている


親が熱心に子どもに結婚してほしいと願っても

当の本人がその気にならないと婚活はうまくいかない


一昔前は近所のお節介おばさんやら会社の上司やらが

「あんたこの人どう?」と無理くりマッチングしてくれて

結婚する羽目に

なんてことも少なくなかったけれど


戦国時代の政略結婚でもない

自分でお相手を選ぶ時代


本人がお見合い申し込みもしない

申し込まれても受けない

お見合い行かないだと

こちらとしてもなすすべがない


親が躍起になって「結婚しなさい」といっても

暖簾に腕押しどこ吹く風


当の娘さんや息子さんとお話しても

「今じゃないと思っていて」と

親との気持ちの温度差が半端ない


親が「結婚結婚」言えば言うほどやる気なし


毎回親御さんとのお話の後

「お子さんがやる気ない場合は、難しいです」とお伝え


私も一生独身でいいと思っていて

35歳になって「やっぱりヤバイ!」と思ったクチ


親が「いい加減結婚しなさい」というのが耳タコで

実家に帰省するのが嫌だったので寄り付かなかった


ただ親となって
30代後半での子育てはかなり体力的にしんどかったため

「若いうちに結婚せい」というのはあながち間違っていないんだなとは体感した


親御さんの心配も

当の本人の他人事感もよくわかる


自分の人生だから自分で決めればいい


ただし結婚において「自分を高値で売り出す旬の時期」は長くない