結婚と持病問題
結婚と持病問題

結婚と持病問題

公開日:2023.7.23

私は夫との交際中に

子宮筋腫、子宮ポリープ、チョコレート嚢腫と三つ巴の子宮の病気の手術をした


一般婦人科病院では手に負えないといわれて大学病院を紹介された


夫がなかなか私からのプロポーズを受けてくれなかったものの

私の手術が契機となり結婚したという経緯は読んでいただくとして

体張ったプロポーズ


手術にビビり「死ぬかも」と大騒ぎする私に

「死ぬ病気じゃないだろ?大袈裟だな 盲腸みたいなもんだろ」と

なだめすかして手術代もだしてくれて

結婚までしてくれた夫


裏を返せばすごいことだ


死に至る病ではないものの

子宮内膜症という病気もあり

「妊娠はしづらい」と医師には言われていた


夫は検索魔なのでこのことを知ってか知らずか不明だけれども

子どもができるかどうかわからない私とよく結婚してくれたなと思う


トリプル手術により詰まりやすかった卵管がきれいになったらしく

奇跡的に妊娠


出産後しばらくして2人目がほしかったものの

子宮内膜症がまたまた進行しておりそれは難しかった


娘が授かったのは奇跡としか言いようがない

person holding baby s hand


私の場合結果オーライだけれども

結婚前に病気があると結婚相手として敬遠される


長期戦になることは結婚相談所入会時に必ずお伝えする


婚活のプロフィール文に

病気のことを書くかどうかは判断がわかれる


「薬を飲んでいる」

「定期的に病院に通っている」

と記載すると必然的にお申込みは減ってしまうから


結婚の目的の大部分が

”子どもがほしい”となると

若くて健康な人が好まれるのは道理


近年

上司にいじめられた

職場環境がよくなかった

リモートワークで引きこもり


などでうつ病を発症する人が多い


「また発症するのでは?」

「働けなくなるのでは?」

と勝手な想像をうけてこちらも敬遠される



40代男性会員が

「20代のころめちゃくちゃなパワハラをうけてうつ病になったことがあった」

とお相手にお話ししたところ


お相手からもお相手相談所カウンセラーさんからも

「心が弱い人」認定をされてしまって

真剣交際にすすめないという悲しい事件があった


それでも彼は怒ることなく

パニック障害が持病だという女性を

気持ちがわかるといって優しく見守りながら交際している


めちゃ素敵


心の痛みがわかる人と一緒に人生歩んでいくのは心強いと思う

cheerful woman embracing crop boyfriend in daylight



人間長く生きていればいろんなことがある


急に事故にあって大けがをすることだって

心優しすぎて人間関係に悩み病んでしまうことだって

ありうる


何が起こるかわからない



結婚前の病気はNGだけど

結婚後なら許容できる

「結婚後ならいいけど」とはよく聞くセリフ


ほんの少し時間軸がずれていただけなんだけど


現状健康を取り戻していても許容できない人もいる


世の中に完璧に健康な人とはそんなにいないと思うけど

これはそれぞれの考え方


ただ50代を超えると

子ども問題は出てこなくなるし

長年細胞を使っているとどこかしら不具合が発生しているのが当たり前なので大きな問題にならない


60代以上のシニア婚活世代では

「〇〇の薬のんでいる」

と薬を飲んでるのがデフォルトのため盛り上がる話題だったりする


昔から若いうちに結婚しろとか

ご両親が「早く結婚」「結婚」

とかうるさいかと思うけれども

若いほうが病気の確率も小さいとの視点ならば先人の知恵かもしれない


せめてもの防衛策は

お相手を安心させるために

若いうちに「医療保険」は入っておくことか


「病気になってもお金の心配はないから」とは言えそう