忘れられない人 ~失恋の傷の癒し方
忘れられない人 ~失恋の傷の癒し方

忘れられない人 ~失恋の傷の癒し方

公開日:2023.9.3

初恋の人が忘れられず

思い出を乗り越えるのに10年かかった私


初恋の彼が結婚すると聞いたとき

浴びるようにお酒を飲んだ

翌日会社に行けないくらい泣き腫らした


青い空と美しい月が恨めしく

「なんでこんなに悲しいのに世界は美しいのか」と嘆いた


結局、泣こうがわめこうが

何をやっても「恋が成就することは無い」ことだけが残った


頭ではわかっていても恋の傷は簡単に癒えることはなく


引っ越したり

新しい仕事についたり

趣味を増やしたりして

気を紛らわした


そうしてかれこれ10年の月日が経ち

結局現在の夫と出会って立ち直った



時間の経過と新しい恋が癒してくれた


それにしても長かった


思い出はどんどん美化される


叶わなかった恋ほど

脳が霞をかけてより美しく演出してしまう

そんなに良いことばかりではなかったはずなのに


20代の頃なら人生経験として

失恋してもいいし

後悔してもいい


ところが40代、50代では次の恋までに

「時間」で癒す

を使っている暇がない


新しい恋で癒す

red leaf on book

少しずつ秋の気配が近づいてきて人恋しい季節になったのか

「話を聞いてほしい」と立て続けに40代、50代婚活会員さんたちから相談があった


40代男性は「以前お付き合いした女性が忘れられなくて、、、」

50代女性は「30代の頃、結婚しようと言ってくれた男性が忘れられなくて、、、」


誰かを真剣に好きだった気持ちがあるなら

振られた人の痛みがわかるはず

また人を好きになれるはず


誰かを幸せにできるし

幸せになる資格は十分


誰かと結婚を願うなら

残念ながら感傷にひたって

時間が癒してくれるのを待つ選択肢はない


「あの人以上の人はいない」と思うかもしれないけれど

思い出は美化されているのを忘れずに


比較しないで

「今 目の前にいる人を大切に」


そうでないとこのまま「ひとり」を選択することになる


ゴッホ

「何も後悔することがなければ、人生はとても空虚なものになるだろう」

と言ったけれど

現在が幸せであるから言えるわけで

できれば後悔は少ない方がいい