タンスの開き戸を開けるとぽとりと何かが落ちた

よくみるとシューズショップ周年記念の腕時計だった

懐かしい

時計バンドを触るともろくもちぎれてしまった

いつの物だろうか

娘が生まれる前くらいなのでかれこれ15年くらい経っていると思う

時計の針は11時を指したまま動いてはいない

近所の古くからやっている時計店に持っていった

電池を変えたら時計の針が動き出し

時計バンドも最初からついていたものとそっくりなものがあったのでつけてもらったら

新品のようになった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑実物

15年ほど経っていると店主に告げると

「電池が腐食し始めていたのでギリギリでしたが生き返りましたね。

電池から緑のサビが出てたら動かなかったですよ。」

息を吹き返して動き出した腕時計がまた時を刻み始めたのが

再出発のようで嬉しくなった

「電池を早めに変えたらずっと使えますよ」と

白髪の店主がにっこりしてくれたのが何とも言えず印象深い

もう何十年もこうやって時計を生き返らせてきたんだろう

最近はファストファッションが流行りで

安いものを短期間で買い替える人も多い

個人的には、少々値が張ってもいいものを買って長く使うのが好きだ

スローファッションとかエシカルファッションなどと言うらしい

心理学的に言うと

物を長く大事に使う人は

人間関係も大事にするらしい

一方、思いが強いため長く引きずり

失恋から立ち直るのに時間がかかるらしい

うう、まさに私か、、、

日本では古くから物に神が宿るという信仰があり

付喪神（つくもがみ）が宿っているので

物は大事にしたほうがいいという言い伝えがあるという

どちらがよくてどちらが悪いというわけでもないし

これはあくまでも価値観

でもなんとなく物を大切にする人の方が

浮気しなくて

長い結婚生活にも向いているような気がする

ちなみに我が夫は安いものを長く使う派

物を大事にするのはいいけれど

破れた靴下をいつまでも履くのだけはやめてほしいかな

• How to 婚活
• ブログ

• Twitter
• Facebook
• Pocket
• B!はてブ
• LINE