結婚と40代起業
結婚と40代起業

結婚と40代起業

公開日:2021.8.23


わたくし実は40代になって起業

友人たちには「偉いね」と言われつつもどちらかといえば正気の沙汰じゃないかもというニュアンスの方が多かった

夫もびっくりしていた


他人の言うことを聞けない性格のためなんとかだましだまし会社員生活を送るラインでそこそこ転職していた

まあよく会社員生活をやっていたなと思う


占い師に「会社員は向かない。社長が向いてる」と熱弁されたこともあった


そんな占いが気になりつつも結婚相談所を始める前に勤めていた外資系の会社は堅苦しくなく肌に合って貿易の仕事が10年ほど奇跡的にできた


欧州の日本法人だったためいい感じの外資と日本のハイブリッド文化


有給休暇消化しないと怒られる

運動会など家庭の行事は率先して休む など


20人ほどの会社だったので個人の裁量が大きく責任も大きかったが自分の好きなように仕事ができたので10年も続いたと思う



ところが欧州の会社とはいえEU製品を日本市場で拡販していくのが使命

日本の会社っぽくなってハイブリッド感薄れてきているなあと時を経るうち感じ始めていた


そんな中 大企業から転職してきた部長が着任


大企業病の申し子みたいな人で休日でも仕事の電話に出ろとか他人の意見は聞かないとか昭和の遺物かと思うような人

この人と衝突して部長が2人も辞めるほど

もちろん社内の空気は一変


私もこの人が直属の上司になったら辞めるなと思っていた


とどんどん人が辞めていくとその残念な番がまわってきてしまった


娘が小学生になって少し子育てが楽になったころいつか起業したいと思って社会人大学に入学していた

オンラインで勉強が可能なBBT大学(ビジネスブレークスルー大学、大前研一学長)で経営学とITを学んだ


たまたまITも学べたので現在のホームページはまさかの自作


BBT大学をちょうどあと少しで卒業という頃になってちょうどヘンテコ上司のアシスタントをやることに、、、


予想通りまったくそりが合わなかった


ビジネスプランがしっかりかたまっていたわけではないけど嫌々仕事するより今しかないと独立してみることに


給料はわりとよかったのでこれ手放すのってアホかもとおもったけれど飛び出せたのは夫がいたから


夫も昭和なところがあり「家庭は俺が守る」とばかりに私は新聞代しかお金入れてなくてよかった


仮に起業に失敗しても娘を路頭に迷わせることはないなと思いきれたのは幸運以外なにものでもない


結婚してなかったらまだいやいや会社員続けていたかも


起業はなかなか思い切れなかったかも



ヘンテコ上司のことは今も思い出すと腹がたつけれど起業を思いきれない私に遣わされた人だったかもと思うことにしている



結婚するといろいろなことが変わるけれど夫に助けられたことは多い